自分が思う最も効率の良い勉強法

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始めに

 みなさんは"最も効率の良い勉強法"などについて考えたことはありますか?僕は今までの自分の経験や様々な本を読んで自分なりの答えが決まっているのでそれについても紹介したいと思います。良かったら参考にしてみてください。

目次

前提として

 まず編入の勉強では独学が必要になります。それまで全く触れたことのない学問を1から学んで、過去問が解けるところまで持って行くのは本当に大変で、気が遠くなるような道のりです。基礎的なところから何度もつまづき、そのたびに勉強を続けるモチベーションが奪われますが、そのようなときに大事だと思うのは自分がどの段階で分かっていないかを分析することです。

  1. 本質は分かっているが計算ミスをする
  2. 問題の本質部分の発想ができない
  3. そもそも何をすれば良いか分からない

 これを積分の問題で当てはめてみると

  1. 積分公式を知っていたが、別の部分で計算ミスをしたとき
  2. 積分公式は覚えてなかったが、それさえ分かれば解けたとき
  3. →そもそも積分公式を使って解くことに気づけてなかったとき

 積分の問題ではその公式を使いこなせるかが問われており、変数や数字を含む足し算・引き算はその問題の本質ではありません。

 何が言いたいのかというと、解けなかった原因を分析することはモチベーションの維持に大きく役立つと言うことです。

 勉強を始めたときに分からないことがあると「自分はこの科目は無理だ」「センスがない」など思ってしまいます。しかし、これは頭がいい・悪いとは関係なく、誰しも最初はそう感じるもので、いわゆる”頭のいい人”はこれを感じた上でも勉強をしているから出来ているだけです。「この科目は自分に合ってるな」「俺はこの科目のセンスあるわ」とか思って勉強してる人はなかなかいないと思います。では”頭のいい人”はどのようにして勉強のやる気をだしているのでしょうか。これは人それぞれ様々な方法があると思いますが、僕の場合を書いてみます。

 東工大は非化学系の学科でも化学があります。僕は高専1年のときに勉強して以来全く触れていなかったので上の3の状態からスタートしました。しかし、序盤は意味が分からなくてもしょうがないと思う反面、今から積み上げていけば1・2ヶ月後には多少理解できてるかもしれないと思って勉強をしていました。最初は無理と思っていても時間をかければ3だった問題は徐々に1か2に移動します。そして、やっぱり時間をかければできるんだと思えばそれは達成感に変わり、モチベーションの維持に繋がります。

 ”勉強の効率の良さ”というのは次に勉強するときのハードルをいかに低く出来るかにかかっていると思います。問題が分からない今の自分に失望せず、「今分からなくても1ヶ月後に理解できていればいいか」と一時的に楽観視することで前に進めていきました。

勉強法

 先ほどはメンタル的なところを中心に書きましたが、ここからは勉強法に注目したいと思います。まず僕が勉強において差がつくと思っていることは2つあります。

  • 解けなかった問題の対処法
  • 復習の仕方

解けなかった問題の対処法

分からないレベルに応じて書き込み

 みなさんはノートや参考書に書き込みをするタイプですか?しないタイプですか?僕は参考書に直接書き込みをしたり、付箋を貼りまくったりする人間で、それについて紹介したいと思います。

 まず、わからない問題に印をつけるときはどの程度分からないに応じて異なるマークを付けていました。

  • △ 軽い計算ミス・次は解けそうなとき
  • ✕ 普通に分からなかったけど、答えを見たら理解できたとき
  • * 全然解けない&答えを見ても意味不明

 どの問題がどのくらい理解できていないかが一目で把握できます。先生には*の問題を優先的に質問していました。また2週目や3週目に改めてマークを付けてどのくらい理解が深まったかというのも把握するようにしていました。

 そしてそれに加えて解法の気づきやヒントを書き込むこともよくやっていました。例えば上の*の問題を復習したときに記憶が定着してないことが多く、2周目→3周目をしても*が続くことがよくあります。

 当たり前ですがテストにはヒントが書いてないので、問題は1番難しい状態で出されます。そのレベルをいきなり練習段階で始めてしまい、その問題が分からないというのはなんら不思議ではないです。みなさんも自転車に乗る練習をするときには、まず補助輪をつけてから練習したと思います。いきなり補助輪をつけずに乗った結果「やっぱり自分には向いてない」「どうせ無理だわ」と言って諦めた人はいないでしょう。

 最初から完璧にしようとせずに少しずつ進めていけば、結局は出来るようになります。前提としてでも書きましたが、いかにして自分に勉強させることができるかが大事です。

復習の仕方

解けた問題は放置し間違えた問題を優先

 例えばある問題を初見で完璧に解けたとき、みなさんはこの問題をどのくらいの頻度で復習しますか?僕の場合は1ヶ月前から過去問を始めて初見で解けた問題は受験1週間前まで放置していました。1度完璧に解けた問題でも、時間がたてば忘れているかもしれないと思って復習する人が多いかもしれません。僕はそれよりも優先して×や*の問題を8割近くまで解けるようになるために時間を使っていました。しかし、全部の解けた問題をこのように復習しない訳ではなく、マークに応じて復習する頻度を変えていました。

 このように復習すると1周あたりの時間が大幅に短縮されます。さらに回数をこなすほど間違える問題が減り、1周にかかる時間も減るのでモチベーションが上がります。是非問題に優先順位をつけて取り組んでほしいと思っています。                               

まとめ

 どうでしたか?あくまで僕の性格に合った勉強法ですが、何かしら試してほしいと思っています。書き込みをたくさんしていると書きましたが、もともとは全然やっていませんでした。しかし、九大を目指す友人がめちゃくちゃ書き込みをするタイプで、試しにやってみたところかなり合っていたので、自分の勉強法に取り入れました。今更勉強のスタイルを変える余裕がない人もいるかもしれませんが「急がずに、でも休まずに」コツコツ頑張ってください。